こんにちは、floyumu(フロユム)でアクセサリー制作をしているarisaです。
前回レジン液の選び方についてまとめてきましたが、
今回は パジコさんの人気レジン4種類を同じ条件で実際に使って比較 してみました。
レジン液はそれぞれに特徴があり、
実際に使ってみると「作業中の感覚」や「仕上がり」に細かい違いがあります。
今回はあくまで
制作目線で感じたリアルな違いの記録 としてまとめています。
「どれが一番すごいか」というよりは
それぞれの特性の違いを知るための記事として読んでいただけたら嬉しいです。
レジン液それぞれの基本的な特徴や選び方から知りたい方は、
先にこちらの記事もご覧ください。
▶︎ レジン液の違いと選び方(基礎編)
■ 使用したパジコのレジン液4種類
今回使用したのはこちらの4種類です。
- 星の雫:硬化が非常に速く、黄変しにくい人気シリーズ
- (新)太陽の雫:シワになりにくく反りにくい、コスパの良いタイプ
※2021年リニューアル後のUV-LED対応タイプを使用 - 月の雫:粘度が高めで、ぷっくり仕上げに向いている
- 空の雫:最もサラサラで透明度が高い新シリーズ
どれもUV-LED対応のハードレジンですが、粘度や仕上がりの雰囲気が異なります。
■ 今回の検証条件
できるだけ違いが分かりやすいよう、制作条件をそろえました。
- 使用ライト:UVライト 36W
- 照射時間:4〜8分(表裏)
- 室温:約27℃
- モールド:ダイソー「UVレジン用シリコーンソフトモールド(サークル)」
- 無着色・クリアの状態で硬化
※使用環境やライトによって結果は変動する可能性があります。
■ 4種類のレジン液を使ってみた結果

⭐ 星の雫の仕上がりと使用感
透明感の高さがとても印象的でした。
粘度は中くらいで気泡が入りにくく、短時間でしっかり硬化します。
ただし、モールドではシワが出やすく、
やや収縮しやすい傾向があり、
少し反りも感じられました。

においはややありますが、強すぎる印象はありません。
硬化時間:4分(表2分+裏2分)で完全硬化
べたつきもほとんどなく、1か月後も黄変は見られませんでした。
☀ 太陽の雫の仕上がりと使用感
透明感とツヤがあり、硬化後の表面もなめらか。
シワや反りが少なく、安定感のある仕上がりでした。
星の雫より少し粘度が高いため、やや気泡は入りやすいですが、
コスパの良さを考えると非常にバランスの良いレジンです。
においはやや強めに感じました。
硬化時間:4分で完全硬化
表面はさらっとしていて、1か月後も黄変は見られませんでした。
🌙 月の雫の仕上がりと使用感
粘度が高く、流れにくいのが特徴。
そのためぷっくり盛りたい作品や厚みのあるパーツに向いていると感じました。
収縮が少なく、シワや反りもほとんど見られません。
一方で、粘度が高いぶん気泡は入りやすめ。
複雑なモールドでは少し注意が必要そうです。
表裏2分ずつでも硬化はするものの、ややべたつきあり
追加照射すると安定しました。
日光下では一時的に黄味を感じることがありましたが、室内では透明に戻ります。
1か月後の時点では黄変やべたつきは確認されませんでした。
☁ 空の雫の仕上がりと使用感
4種類の中でいちばんさらさら。
細かい部分にもスッと流れていく感じがありました。
気泡も抜けやすく、透明感の高いクリアな仕上がりが印象的でした。
片面4分程度でも硬化はできますが、
6〜8分ほどかけてしっかり硬化させた方がツヤが安定しました。
こちらも1か月経過時点で黄変は見られていません。
■ 比較まとめ一覧
結果を表にしてまとめてみました。
| 項目 | 星の雫 | (新)太陽の雫 | 月の雫 | 空の雫 |
|---|---|---|---|---|
| 透明感 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
| 硬さ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| シワ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
| 反りにくさ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 粘度 | 標準 | やや 高粘度 | 高粘度 | 低粘度 |
| 臭い | ◎ | ○ | ○ | ○ |
| 硬化 時間 | ◎ 非常に速い | ○ 標準 | ○ 標準 | △ 長い |
| 黄変 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 表面のべたつき | ○ ほぼなし | ◎ なし | ○ ほぼなし | ○ ほぼなし |
| 費用 | ○ | ◎ | ○ | △ |
※◎=特に良好、○=良好、△=やや気になる
■ 4種類を比較してわかったそれぞれの特徴
今回比較してみて感じたのは、
どれかが圧倒的に優れているというより、それぞれに向き不向きがあるということでした。
どのレジンも品質は高く、きれいに仕上がります。
ただし、
- 作業のしやすさ
- 盛りやすさ
- 反りにくさ
- 透明感の出方
には違いがあります。
レジン選びは「一番いいものを探す」よりも、
作りたい作品に合う特性を選ぶ感覚に近いと感じました。
今回の比較でそれぞれの違いは見えてきましたが、
「自分の作品にはどれが合うの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
そこで次の記事では、作品のタイプ別におすすめのレジンをまとめました。
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